こんなことあるの!?犬の散歩中に一番困ったこと

 我が家では、5年前からラブラドールレトリバーを飼っています。名前は、ラブちゃん。オスです。大型犬ですから、毎日大変な距離の散歩をしなければなりません。朝と夕と、どちらも30分ずつの散歩をしています。家族4人で(父、母、息子の僕、弟)当番制にしてしています。ラブちゃんからすると、この4人の中で最も偉大なのは父です。その次に母。そして、弟。僕は、はっきり言ってラブちゃんにまぁまぁなめられています。たぶん、ラブちゃんは、僕のことをご主人様ではなくて、友達だと思っています。

 さて、ラブちゃんの散歩のコースは、大きく分けて3パターンあります。川沿いの遊歩道を行くAコース。お墓へ続く山道を行くBコース。そして、家のまわりの田んぼをめぐるCコースです。ある日の夕方、僕はCコースの散歩へと出かけました。夜行タスキ、うんち用ポリ袋、いざというとき言うことをきかせる必殺のビスケット&ジャーキーが標準装備です。「ラブ、散歩行くか?」とリードを振って話しかけると、たぶん、言葉がわかるのでしょう、しっぽを振って大喜びします。このときのラブは本当にかわいいです。ノリノリで僕たちは散歩に出かけました。

 時節は田植えシーズンで、田んぼのまわりの用水路は、水位が上がり、1メートルとは言わないまでも、70~80センチの水位がありました。途中までは、いつも通りの道をいつも通りおだやかに散歩していました。ところが、次の瞬間、ある事件が起こったのです。ラブちゃんが、普段なら通らない道を全速力で駆けて行ったかと思うと、そのまま流れの速い用水路へと躊躇なくダイブしたのです。「ああぁ!!!」と思わず叫びました。やばい、これは溺れ死ぬのではなかろうか、と思ったのです。しかし、そんなことはありませんでした。見ると、ラブちゃんは、実に楽しそうに、気持ちよさそうに、水の流れに逆らって泳いでいるのです。ランニングマシーンってありますよね?あれの水中犬かきバージョンというとイメージがわくと思います。本当にうれしそうに泳いでいたのです。僕は、ちょっと安心して、写メまで撮りました。しかし、本当に大変なのはこの後でした。ラブちゃんが、用水路から上がれないのです(笑)流れと深い水位のせいで、自力では上がれなくなってしまったのです。うれしそうだったラブちゃんの表情がしだいに曇り始めました。「あ、これ、やばいかも」という顔になっていきました。はぁはぁと息も上がりつつあります。僕は、再び不安になっていきました。どうしようか?まずは、ジャーキーをかざして、ラブちゃんの底力を引き出そうとしました。ですが、だめでした。食べたそうにしているのに、上がってこれません。よけいに悲しそうな表情に変わりました。考え抜いた挙句、僕は、残された手段は一つしかないことを悟りました……

 ビシャビシャ&泥まみれの一匹と一人が、家に帰ると、母の目は点になりました。これこれだと話をすると、大笑いしていました。ですが、きっと意を決して、愛犬を助けるために用水路へと飛び込んだ僕のことを、ラブちゃんは見直したに違いないのです(^_-)-☆

About ida

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です