犬を飼うということ、好きだけではお世話は出来ない

私は小さな頃から動物が大好きで、犬の図鑑や、猫の図鑑、好きな本はシートン動物記や動物が主人公の本を読むなど、犬だけに限らず動物全般が好きです。
そんな中やっぱり好きなのは犬でした。いつかマイホームを建ててたくさんの犬に囲まれて暮らすというのが幼いながらの夢でした。
ですが実家では両親が動物アレルギーで、私自身も動物アレルギーだったので、飼える生き物はハムスターや金魚などでした。
小動物でしたが、私は自分でお世話をすることの出来る事がとても楽しく、嬉しかった事を覚えています。
それでもやっぱり犬を飼いたいという夢は諦めること出来ませんでした。
ですが、実家にいる間はやはり犬を飼うことは出来ませんでした。
大人になり、結婚しその相手が飼っていた犬が私の初めての愛犬です。
ミニチュアピンシャーの雌、出会った頃にはもう6歳の成犬で、夢にまで見た犬との生活が始まったのです。
毎日の散歩、ご飯、一緒に眠り、お出かけをして、と楽しい生活を夢見ていましたが、実際は違いました。
散歩の時はグイグイ引っ張るし、後から来た私を仲間だとは認めてくれず、同じ布団に入っても私には一切近づかないという、悲しい対応でした。
想像と違う、その当時の私の心境にはこの言葉が一番あってると思います。
犬は人にしっぽを振り、玩具で一緒に遊び、しっかり指示に従い、何よりも主人に忠実だとばかり思っていたのです。
だんだんとこの子が可愛くなく見えてきました。
そのときになってやっと気づきました。私はこの子の事を、犬のことを勉強していない、本やテレビでしか知らなかったんです。
犬を飼うということは、命を預かるということ、ぬいぐるみや玩具とは違う、人間と同じ命だということにやっと気づきました。
そうして犬の事を勉強しようと一歩踏み出したときにはもう愛犬は8歳になっていました。
犬の7歳はもうシニアに入り、体にも少しずつですが変化が出てきます。
白髪が増えるくらいですが、病気も発症しやすくなります。
我が家の愛犬も7歳になった頃心臓肥大という心臓が大きくなる病気になりました。
少し興奮すると息が苦しくなり、ぜぇぜぇするようになり、散歩も制限されるようになり、食事制限もしなければならなくなったのです。
薬も朝と夜、毎日飲ませなければいけないし、病院も連れて行かなければいけません。
それなりにお金もかかるし、何よりも辛そうな愛犬を見ることが辛かったです。
いつの間にか、愛犬は散歩の時引っ張らなくなり、一緒に寝るようになり、どこに行くのも一緒になりました。
家族になれたと、そのとき感じたことを良く覚えています。
11歳になった今は、心臓の病気も薬でだいぶ良くなり、散歩もご飯も楽しく出来ています。
犬を飼うということは、お金もかかります、愛犬に対してイラっとすることもあります、想像と違うこともたくさんあります。
ですが、たくさんの事を教えてくれます。
たくさんの笑いを私にくれます。
命を迎えるということ、命は尊く、大切だということ、本でしか犬を知らなかった昔の私に教えてあげたいです。

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